新聞の種類はたくさんあります。まずは
一般紙とは、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、高知新聞など、いわゆる「一般的な読者を対象とする」新聞です。一般紙の場合、「宅配制度」によって、毎日定期的に自宅に届けられる新聞を定期購読する読者が多いです。もちろんコンビニや駅でも新聞を買うことができます。
は、ご存じのようにスポーツ報道に力点を置いた新聞ですが、芸能情報や事件・事故、政治の状況なども報じます。紙面のレイアウトが大胆でカラフルですね。「宅配制度」もあるのですが、コンビニや駅で買う読者が比較的多いです。そのため、一目みて「買いたくなる1面」を工夫しながら作っています。大胆なレイアウトもそのためです。競馬や競輪などの情報も充実しています。
といわれるのが、各業界や業界の人を対象にした新聞です。農業新聞や自動車新聞、繊維新聞など、多種多様な新聞があります。「新聞業界向けの新聞」も数社あり、読者は新聞関係者や新聞販売店の人たちです。「新聞の新聞」という名前の新聞もあるんですよ。
一般紙は「全国紙」「ブロック紙」「地方紙」に分かれます。朝日、毎日、読売などが全国紙。北海道新聞や中日新聞、西日本新聞などがブロック紙。高知新聞や愛媛新聞、徳島新聞などが地方紙です。
もちろん地域の情報が多いことです。例えば高知でいうと、高知新聞の記者数は、朝日や毎日、読売新聞の記者数よりも多く、その分、細かく地域ニュースを届けることができます。人が亡くなったことを知らせる「お悔やみ情報」は、地方紙では充実していることが多いです。地方紙は、県内に独自に印刷工場を持つ会社が多いので、輸送のルートと時間が短くなり、その分印刷開始時刻を遅くすることができます。だから、原稿の締め切りも遅くなり、遅い時間帯に発生したニュースも掲載できます。
全国紙は、
とその で構成されます。朝日新聞の高知版の場合、「高知のニュース」面が2ページあります。そのほかのページは全国共通のものが多いです。高知に届く新聞を印刷する工場は香川県坂出市にあり、印刷後ただちにトラックで輸送します。長距離の輸送で時間がかかるため、印刷開始時刻は早くなり、そのため原稿の締め切り時間も早くなります。