記事の内容を、
見出しも、記事と同様に が大切です。ただ、限られた字数の見出しの中にすべての要素を入れることはできません。 のうち、 を見出しにとるのが基本です。どの部分が最も重要なのかを判断するのは、とても難しい作業です。
次の例文を読んで、見出しを考えてみましょう。
高知県警の警察官(58)が、30年間にわたり、土地の売買をめぐって友人をだまし5億円を受け取っていたとして、詐欺容疑で逮捕された。調べでは、警察官は多額の借金を抱え、その返済に充てていたらしい。県警では、先日も収賄事件があったばかりだった――。
で、同じ記事につく見出しでもずいぶん違ってきます。
(実際の見出しにはメインの見出しを補うサブ見出しがつきますが、ここではメイン見出しだけを比べます)
県警で
「友を30年だます」というのは、新聞の見出しとしては、あまり適当ではないけれど、これを選んだ人の「友情を大切にする」性格がよく表れています。もし僕の部下がこの見出しをつけてきたら、即刻ボツにしますが、「いい奴だなあ」と、一緒にお酒が飲みたくなりますね。