新聞読み方講座
第6回大学生こそ新聞を

就活に必要な情報はどんなものがあるでしょうか。
例えば、どんな業界・どんな仕事があるのか、その業界にはどんな会社があるのか、その会社の特長や採用情報など……。これらの情報は、企業の公式サイトや就職支援サイトなどで、ある程度手に入ります。
 でも、みんなが見ている会社の「公式情報」では差はつきません。採用者側は、自分の会社や業界について、どの程度関心を持って研究しているかを通じて、あなたの熱意を観察しています
 そんなとき、新聞などに掲載された最近の会社の動き業界の動きをあなたが知っていて、会社や業界の今後の姿などを語れるとしたら、採用担当者は、あなたに一目置くことでしょう。そんな最新の生きた情報が、新聞には詰まっているのです。

また、企業が学生に求める「コミュニケーション能力」を、新聞で鍛えることができます。読む力書く力聞く力話す力……これらの力は新聞を継続して読むことで身についてきます。新聞代は学割で月に2000円。かなり大きな出費だけど、その何倍ものリターンがあると思っています

この世の中、「答えが一つ」なんてことは少ない。つねに自分で考えないといけません。だから新聞を読みながら、自分の頭で考えて欲しい。みなさんが就職しようとするとき、企業などは「他の人と同じようなあなた」なんて欲しくありません。「人と違う、独創性のあるあなた」が欲しい。新しい考え方や新しい価値を、世の中や企業は求めています。いかに個性ある考え方を生み出せるか、が勝負です

高知総局 外園

みなさんは「忙しくて新聞なんて読む時間はないよ」と言うでしょう。その気持ちはよく分かります。でも忙しいからこそ新聞はあなたの役立つことができます。新聞は、大量の情報にさっと目を通すことができます。その中から必要な情報を素早く取り出せます。新聞は持ち運びが楽なので、いつでもどこでも、あとからでもじっくり読めます。時間がなければ1面を眺めるだけも世の中の動きがわかります。ぜひぜひ、新聞を手にとって、自分なりに考えることができる大学生になってほしいと思います

バックナンバー:第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回
        第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回
新聞読み方講座